公開日:2019/09/28 最終更新日:2019/10/01
                                                                     
【英語民間試験導入問題】セファールの作業部会は利益相反だった
⏩詳しくはクリック!!(資料へのリンク・アバウトな議事録・新聞記事など)
ヒアリング区分名  英語民間試験導入問題
開催日  2019年09月27日 
動画リンク
https://www.youtube.com/watch?v=MWv1DD9bwDE&feature=youtu.be
動画リンク(IWJさんが10分程度にまとめたもの)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457988
出席議員(確認できる人のみ)
川内博史 山井和則 初鹿明博 山添拓 日吉雄太 吉良よし子 畑野君枝
                                                           
概要
  民間英語入試問題とは?  
①2021年度から大学入試は大きく変わる。その中でも英語の変化は大きい。受験生は4月から12月までの間に英検(大学入試用に新しく作るバージョン)やTOEFL、GTECなど、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を扱う七つの民間試験のどれかを受け、そのスコアが試験業者から大学入試センターに送られる【記事のリンク先】
② 
 ③【【音声配信】特集「英語の民間試験などが導入される新大学入学共通テストの問題点とは?」中村高康×羽藤由美×荻上チキ(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」】  
④ヒアリングの中で高校生が、企業利益のために若者を搾取する政策を堂々と行う行政について抗議しました。CEFR対照表を粘り強く訴えてこられた羽藤先生の連続ツイートは【こちらです】


 


今回のヒアリングは?  いつものヒアリングとは違い、主に当事者(先生・生徒・親)から話を聞きました
 資料は森ゆうこさんから。
http://my-dream.air-nifty.com/siryou/2019/09/post-8d5504.html

先生
日本で最後に残った「公平さ」は入試。それが大人たちが寄ってたかって食い物にしている。これが最大の問題。

高校1年
私たちが声を上げているのは不安だからではない。実際に「問題がある」から。情報が全く流れない。

高校2年
そもそも制度自体に疑義がある。例えば、国際標準規格「CEFR(セファール)」が科学的な根拠に基づかない。また、英検などは試験期間内でなければ無効になる。中間搾取だ。

高校2年
開催場所すら決まっていない。また、この制度により経済的負担が大きくなるのに、行政は漫然と受け入れている現状が理解できない。既得権益を拡大するだけ。官僚の人たち受験されたと思う。自分がこの制度で受験できますか?それと、官僚の「受け止めました」という言葉は聞き飽きた。行動を起こして欲しい。

大学1年
浪人生は侮辱している制度だ。共通ID の再取得しないいけないとか。入試は高校生だけではない。浪人生もいれば社会人もいる。

大学1年
離島の人に対して英検準2級求めているが、高校レベルではない。TOFLEに関して言えば、海外に赴任する人のレベルは高すぎる。一方で甘い基準もある。これで「公平」と言えるのか?

(まとめて回答する。ザックリと言うと「業者や大学にお願いしているから、ちゃんとやってくれると期待している」という内容)

経済的負担と言うが、生活が苦しい場合は英検は5%オフ、TOFLEは15%オフになる。懸念の声に一つ一つ対応しているところだから延期はしない
官僚
官僚


野党
野党
(講師から)世の中は健常者だけではない。吃音者の団体が反対している。全ての会場で対応可能になるのか?


(答えない)
官僚
官僚


野党
野党
入試制度の大きな変更は二年程度前までに明確にするとなっている。もう一年半切っているのに全く決まっていない。取りやめるしかない。その上で、セファールの基準が曖昧では?


セファールはきちんとシステム化されている
官僚
官僚


野党
野党
それぞれの試験は目的が異なるのでは?


検討会で対照表を提示している
官僚
官僚


野党
野党
その検討会とはどんなメンバー?


8人の内、5人は試験団体から、3人が有識者だ
官僚
官僚


野党
野党
試験団体というのは直接利益を受ける団体。その人たちが対応を決定する議決権があるというのは完全に利益相反だ。また、ヨーロッパのセファールは3000人ほどの専門家が決定すると聞く。日本はたった8人。それに科学的根拠はあるのか?今日あなた達の話を聞いていると、「業者にお願いしている」ということばかりだ。行政の仕事とはそうではない。「こうだ」と決めなければならい。延期するべきだ。萩生田大臣に伝えて欲しい


「英語の資格・検定試験とCEFRとの対応関係に関する作業部会」メンバー
①民間英語試験を運営している「ベネッセコーポレーション」(試験名・GTEC)
②「ケンブリッジ大学英語検定機構」(ケンブリッジ英語検定)
③「日本英語検定協会」(英検)
④「国際教育交換協議会」(TOEFL)
⑤「国際ビジネスコミュニケーション協会」(TOEIC)
各団体の職員

わかった
官僚
官僚


野党
野党
そもそもこの入試制度を変える目的は、スピーキングとライティングは測るため。民間試験はスピーキングとライティングだけのものはない。4技能の総合得点しか分からないのだから、目的が果たせないのでは?


4技能が測れるようになるのだからいいのだ
官僚
官僚


野党
野党
2年後に再度検討するとなっているが、この制度では一つの試験団体に集約されるようになっているのでは?
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「【英語民間試験導入問題】セファールの作業部会は利益相反だった」への1件のフィードバック

  1. 大変役に立つサイトで頑張ってください。

    一点拝見していて違和感を感じるところがあり、
    コメントさせていただきます。

    官僚というコメントのキャラクターに年配の男性キャラクターを何故使われるのでしょうか? ジェンダーの視点を重視されているサイトだと認識していますが、逆に誰であっても性別や外見を揶揄するよう表現手法は、あるグループとあるグループの対立軸を作る炎上マーケッティングの手法に見え、サイトの品位が下がって見えてしまいます。

    分かりやすくしたいしたいというご苦労や
    意図はわかりますが、インターネットという
    極めて特殊な媒体の性質を考えると気になりました。

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